「むむ! この形、空気の抵抗を減らしてスピードを稼ぐつもりじゃな。 ねずみ男の悪知恵が加われば、意外に健闘するかもしれんぞ!」
「確かに! ねずみ男の逃げ足にかなう妖怪などおらん! じゃが、ねずみ男のこと。燃料をケチってエンストでも起こしそうじゃ……」
「この2人を乗せて走るとは、スゴいパワーの車じゃな! 加速は期待できんが、下り坂でのスピードはこのワシにも想像がつかんぞ。」
「しかし、『車は急に止まれない』と人間たちも言っておる。 急カーブをちゃんと曲がりきれるのか? ん? 子泣きが何やら騒いでおるようじゃが、大丈夫かの……」
「おっ! アジア予選を勝ち抜いたスイコもおるぞ! スイコは水辺で暮らす妖怪の一種じゃ」
「な〜るほど。あの巨大なプロペラのおかげで、陸の上だけでなく水中も走れるのじゃな! コース次第では有利になるかもしれんな」
★★★
「なに! まさか、ヨーロッパ予選を勝ち抜いたのがザンビアとは…… それにあの車……。西洋妖怪のボス、バックベアードとそっくりじゃぞ!」
「まったく、不気味な存在じゃ。 パワーだけではなく何か恐ろしい能力を秘めているかもしれん……。 このレース全く先が読めんぞ!」